充実したNYスポーツ視察ツアー
雪化粧が残るフィールドから見上げる4層のスタジアム。メジャーリーグを代表するヤンキースの新球場の視察は、ツアー2日目の4日(日本時間5日)に組まれ、ヤンキース職員によるスタジアム観光に学生らは驚きと感嘆の声を上げっ放し。昨シーズンまで大活躍した松井秀喜が在籍した伝統チームで、かつてはベーブルースやゲーリックの偉大な選手が生まれ、いわば野球のメッカ。松井ら名選手のサインボールを飾ったメモリアルホールや昨シーズンまで松井が使っていたロッカールームを見たり実際フィールドに下りてダグアウトに入ったり。外野のバックスクリーン裏には、メモリアルパークがあり、ベーブルースの像のほか9・11のテロ惨劇の記憶を刻んだ像もあり、野球のスタジアムが米国社会に溶け込んでいる一端がのぞいた。夜は摩天楼で有名なロックフェラーセンターの屋上からマンハッタンの夜景を満喫した。翌3日目は、米国の若者文化ともいえるスポーツバーを体験したあと、スポーツイベントやコンサートなどで伝統のあるマディソンスクエアーガーデンを見学。午後はニューヨーク大でホスピタリティ・ツーリズム&スポーツマネジメント学部のマイケル・クレマー教授(元テキサスレンジャーズ球団社長)の特別講義を受けた。ベースボールやバスケットボールのスタジアムの新築が集客増につながる例や公的資金援助を受けて運営されている巨大スポーツビジネスの舞台裏など、米プロスポーツ界のマネジメントの現状を聞いた。通訳を交えての講義で、熱心にメモを取った学生らは「スポーツビジネスで成功するには?」という実践的な質問も飛び出した。講義に続いて野球のWBC日本代表の広報として活躍した河合正成氏からのビデオメッセージが放映された。脱サラ後にサンディエゴ州立大へ留学中につかんだWBCでの成功談を披露。努力と行動力の大切さを訴える河合氏のサクセスストーリーに耳を傾けた。夜はブロードウエイでミュージカルの「ライオンキング」を楽しみ、米国のスポーツと文化を五感で味わう充実した一日だった。