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分岐点

2012年01月18日 11:19

 なんで、びわこに入学したんだろう。私の選択は間違っていたのかもしれない...。2年生を終える時の私の心境でした。
 大学選びの時、文系の進学校でまじめに過ごしていた私は、大学のブランドに憧れて、なんとなく目指していた大学の指定校推薦の枠を持っていました。もちろんクラブ活動は勉強の二の次という位置づけでした。しかし、本学の水球部前監督に声をかけて頂き、なんとなく目指していた大学に行くのではなく、"人と違うものを手に入れたい"という思いから、親を説得し、水球で日本代表を目指して入学しました。しかし、その目標は叶うことなく、2年の終わりに両肩脱臼で選手生命を断たれたのです。この大学に来た意味も夢も全てを失った、そうとしか考えられませんでした。
 目標を失い、中身のない日々が続きました。しかしそれではだめだ、そう思っている時に出会ったのがスポーツビジネスです。全く知らない世界でした。この領域に魅了された私は、ゼミの先生が理事長を努める女性スポーツを推進する組織、JWSに積極的に参加し、その年にシドニーで開催された世界女性スポーツ会議に出席し、世界のスポーツ界のあらゆる分野で活躍するリーダーを目の当たりにしました。夏にはひとりでスポーツビジネスの本場、ニューヨークを訪れ、肌で世界を感じたりと、様々なチャレンジをしました。この大学に来た意味を、水球があったからこそ出来たきっかけを、決して逃したくはなかったのです。それらのチャレンジは、私の根性を鍛え上げ、世界観や人とのつながりを広げてくれました。就職活動で将来を決める前の、"今"しか出来ない体験ができたのです。
 水球で日本代表になることは出来ませんでしたが、"人と違うものを手に入れたい"という、本来の目的は叶えることが出来たと今の私は胸を張って充実した年月を過ごしています。一度は入学したことを後悔したこの大学を、今では誰よりも魅力的に話せるという自信もあります。水球が本学との出会いを与えてくれ、また、スポーツビジネスに出会わせてくれた。どんな逆境もプラスにとらえ、私の人生のプラスにしていく。それが出来た経験を、社会に出てもっと辛い壁にぶち当たったときに、学ぶことを忘れず突き進んで行きたいです。
 そして卒業まであと3カ月。卒業論文の壁を持ち前の根性で切り開いています。


競技スポーツ学科 スポーツビジネスコース
4年次生 内海 沙織

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